切花がしおれてきた時の対処法を教えて下さい。
切花は、本格的に茶色く枯れてしまったらもう戻りませんが、「お花の部分が少し下を向いてきた・うなだれたようになったきた」という初期の段階でしたら、お手入れ次第でシャキッと復活してくれることも多いです。ここでは、しおれかけてきた時の対処法の定番「水切り」という方法をご紹介します。
【水切りとは】
水中で茎の先端を切ること。切り口が空気に触れると茎の中にも空気が入り込み水を吸い上げにくくなるので、「水中で切る」ことがポイントです。
【水切りの方法】
①しおれかけてきたお花・多め(器の9分目くらい)にお水を張った器・ハサミ を用意します。
②茎を水中深くまで入れ、先端を斜めに切ります。
※必ず水中で切る。水から上げないようにして下さい。
※切り終えても、茎の先端を空中にさらさないように!
③水切りした状態で、しばらくそのままお花を置いておきます。時間が経つと、お花がシャキッとしてくると思います。
④お花が復活したら、花瓶に移し替えて再び飾って下さい♪
※しおれ方がひどい場合は、普通に水切りを行なっただけでは戻らない可能性があります。
その場合は、新聞などでお花を巻いてから水切りを行なって下さい。紙で巻くことでうなだれた花首を支えることができ、水を吸い上げやすくなります。
また、時間が経つにつれ、お花が水を吸い上げる力が弱まってきます。茎が長いままではお花の部分まで水が上がらなくなってくるので、普通に水切りをしてもお花の状態が戻らなかった場合は、おもいきって茎を短く切ってみて下さい。茎を短くした後に水切りを行なうと、お花が復活することもよくあります!